こんなに舞台にハマると思ってなかった人の話。

私は昔ジャニオタでした。
といっても、小学校高学年から中学生の頃なので、
お金はなくもちろんファンクラブにも加入しておらず、
コンサート・ライブとかってものには一度も行った事がなかった。
テレビに出ると聞けばビデオに録画して、雑誌は毎月Myojoを買う。

中でも好きなのは、V6とKinKi Kidsでした。
V6では三宅君、KinKiでは光一君派。
ジュニアも好きで、特にその頃ジュニアがブームになっていた頃だったので、
TVでジュニアメインのレギュラー番組がいくつかあるほどだった。
そういうものもとても楽しんでいたあの頃。

年月が過ぎて、自分の中の一番がジャニーズからバンドになったりしても、
やっぱり一度好きだったものはずっと好きなもので、
どんな活動をしているのかは気になっていた。

TVの音楽番組やバラエティ、ドラマやたまに映画の活動がメインだった人たちが、
徐々に舞台にシフトしていくのを見るのである。

「なんで舞台なんだろうなー、TVとかにもっと出てくれればいいのに。地味だなあ」

って、その頃の私は思っていたのです。
自分に全く縁のない世界だったものだから。

北海道に住んでいたので、全国ネットや全国展開されているもの以外は触れる機会が極端に少ない。
舞台はほとんどが東京、たまに大阪公演があったとしても、
札幌なんてそのすきま風すら届かない場所なので。

自分の中のランクでいったら、かなり下の方の活動としてみていた『舞台』


2.5次元舞台、というかその頃はまだテニミュくらいしか名前も存在も知らなかったんだけど、
そういうものにも偏見というか、興味ないどころかむしろちょっと退いてた。
そのあたりと接点ができる未来なんて一通りも考えたことがなかった。
「舞台でテニスってwww」ってやつです。いわゆる。


今ではどっぷり舞台にハマって、なんならTVより舞台に出ればいいよなんて思うほどまでなった。
テニミュそのものを観た事はないし今のところ観る機会はないんだけど、
でもテニミュ出演歴のある役者さんをものすごくたくさん知るし好きになる。


そのきっかけはTV。
戦国鍋TV』がなければ、私は舞台という沼に足を踏み入れることはなかったんだな。
TVなのに、舞台への入り口を開いてくれた不思議な存在。
おかげでスケジュール帳にはたくさんの舞台の観劇予定が書かれて、
カードの引き落としはイープラスローソンチケットぴあカンフェティ・・・
ライブが大好きだった頃の数倍、舞台のチケットの半券が手元にある。


人生なにがどうなるかわからないなあって、急に思った話。